通関士と宅建士どちらがおススメでしょうかという質問について
みなさま、こんにちは!儲かってますか?
と、言うことで早速ですが掲題の件につきまして私が思う事を述べていきたいと思います。
この通関士と宅建士はどちらがおススメですか?という質問はたまに受けるのですが、何故この二択なのかを考えてみました。
前回のブログでも出てきた資格サイト(https://shikaku-fan.net/rank.php)によると通関士は偏差値として表すと59、宅建士は57だそうです。ほぼ一緒ですね。では、合格率はどうかと言うと通関士がだいたい15%前後、宅建士がだいたい16%前後とほぼ一緒。年収はユーキャンさんによると通関士の平均年収540万円程度、宅建士は平均年収470~626万円程度(間をとれば548万円)とこちらもほぼ一緒。うーん。一緒やん。もうどっちでもええやん。やん。これは困りました。こんなにも似たような結果なので、通関士と宅建士はどちらがおススメですか?という質問が生まれるのかなと思いました。
が、1つこれは大きな違いじゃないか?!と思われる点があります。それは働く場所です。
通関士が通関士として働く場所は関西空港や成田空港などの空港や、神戸港や横浜港などの港がメインであるため居住地がある程度限定されてしまうということなります(申告官署自由化があるので、空港などから離れていても制度上は大丈夫ですが)。例えば空港や港から離れた場所に住んでいるとすると基本的に空港や港に近い場所に引っ越す必要が出てきそうです。一方、宅建士の場合は働く場所が通関士のように限定されないのかなと思います。街中に不動産会社がありますので。地理的にどこでも働くことができるというのは大きなメリットだと思います。仮に何らかの都合で引っ越したとしても引っ越し先の土地で働くことができるということですから(もちろん土地勘云々の話はあるのですが)。
そういや女性の通関士さんでご主人が転勤となった際、通関士として働く場所がないので今までのキャリアが活かせないという方がいらっしゃいました。宅建士さんならこういった大ダメージ?を負うことはないのかなぁという印象ですが、宅建士さんには宅建士さんの難しさや悩みがあるんでしょうね。
通関士の領域である貿易も、宅建士の領域である不動産(住居)も日本にとってはなくてはならない領域であるため双方に需要はあります。そして通関士試験に合格する能力(根性含む)があるのなら宅建士試験にも合格するでしょうし、逆もまた然りです。ちなみに登録者数でいうと通関士が8千人くらい、宅建士が113万人!!!くらいだそうです。マジで!?って感じです。100人に1人くらいは宅建士って計算になるんですけど。そんなに宅建士の知り合いいないんですけど(友達が極端に少ないだけかしら)。。なんか計算間違ってないかしら。。。不安です(113万人はそういう意味ちゃうで!という方はどういう意味なのか教えてください)。
ということで、通関士と宅建士はどちらがおススメでしょうか?という問いに対しては、「好きな方やピンときた方を目指してください」という答えになりそうですが、引っ越しせざるを得ない確率が低いという観点からは宅建士の方がおススメなのかなぁと思っています。AIにも代替できなさそうですし。AIが車を運転して現地まで連れて行ってくれれば話は別ですけどね。この辺りは静かでいいですよなんてことをAIから言われたときには言葉を失うかもしれません。知らんけど。
では、そろそろこのお話は終わりにします!さようなら。